第 40 回放送  :  2012 年 1 月 31 日 22 時 〜   BS11 「 INsideOUT 」内

東日本大震災 被災者の声 2

取材 : 早川 由美子  ( ドキュメンタリー映画監督 )


   取材・撮影 : 早川由美子
   編集 : ヨコヤマテツヤ

   仙台で被災した大槻フローランスさんは、電力復旧後、3 月 17 日からブログと Facebook で発信し始めた。

   その後も、公私共に訪れ出会う地域の人々とのつながりを大切にし、被災地の情報発信と人をつなげる活動を続けている。ラジオフランスの取材の仕事では通訳やコーディネートし、東北の様子をフランスへ伝えている。またRQ市民災害救援センターでボランティア活動もしている。

   仮設住宅内での人のつながりと、仮設住宅住民と近隣地域住民のつながりの重要性を感じ、仮設住宅を孤立した「島」にさせないようにと、自らも自分だからできることをして、「なんちゃってフランス語」というイベントを実施している。ケーキ作りなどをしながら、楽しんでフランス語を学ぶというというこのイベントは一緒に何かをやることを重視し、それによってお互いが知り合い、横のつながりを持つきっかけとなり、家から出てこない人が一人でも参加できるように関わる人たちと一緒につくりあげる学びと協働、人々をつなげるコミュニティー形成の活動となっている。

  大槻フローランスさんのインタビュー完全版はこちらよりご覧いただけます。

  「 震災の記憶 大槻フローランスさんインタビュー 」( 撮影・編集 : 早川由美子 )

番組ナビゲーター プロフィール

第 39 回放送  :  2012 年 1 月 24 日 22 時 〜   BS11 「 INsideOUT 」内

南相馬から避難した発達障害の子どもたち 2

報告 : 谷地ミヨ子  ( S・空間 ( エス・スペース ) )


第 38 回放送  :  2012 年 1 月 10 日 22 時 〜   BS11 「 INsideOUT 」内

計画的避難区域に住民は帰れるのか

報告 : 川又 啓蔵  ( 南相馬在住レポーター )


第 37 回放送  :  2011 年 12 月 20 日 22 時 〜   BS11 「 INsideOUT 」内

南相馬から避難した発達障害の子どもたち

報告 : 谷地ミヨ子  ( S・空間 ( エス・スペース ) )


  宮城県名取市、福島第一原発から約 40 キロ離れたこの場所に発達障害の子どもたちを支援する施設、「 S・空間 ( エス・スペース ) 」 があります。

  発達障害とは、自閉症、アスペルガー障害、注意欠陥多動性障害などがあり、特に団体行動や集団生活への適応がうまく行かないのが特徴です。
  ( * 知的障害を含まない児童が多数いるのも特徴です )

   東日本大震災の時、一見普通の子どものように見える児童が、急に大声を上げ騒いだり、突拍子も無い事をやったりするなどの症状を起こし、体育館などでの避難生活を送る人たちを驚かせることがありました。
「 親の躾がなっていない 」などと、発達障害の症状を理解していない周囲の人たちから偏見の目にさらされた児童もいたそうです。

  そんな発達障害の子どもたちの成長を支援しているのが、今回の映像で紹介をしている谷地ミヨ子さんです。

  谷地さんは、自分自身が発達障害を抱えていた経験から、そのことを生かし、時には感情を抑えききれない子どもたちや、集団行動が理解できない子どもたちを、根気よく、一歩一歩、集団社会に適応できるように指導しています。

  このように、発達障害を指導し続けている谷地さんですが、福島第一原子力発電所の事故以前は、原発から約 30 キロ離れた避難準備区域内の南相馬市で、NPO 法人の MM サポートセンターの代表として発達障害の子どもたちの支援をしていました。

  南相馬市から借りた 900 坪の土地に、園舎が 2 つ、広い園庭には数多くの遊具などがあり、理想的な支援施設だったそうです。

  東日本大震災でも、園舎はほとんどは損害は受けなかったそうですが、その後の原子力発電所の爆発により、約 90 %の児童は自宅から避難を余儀なくされ、バラバラに。

  園庭も、国の定めた避難レベルには達していないものの、子どもたちが集団生活をするには高すぎるレベルにあります ( 排水溝付近で 8 〜 12 μSv/h、園庭で 0.35 〜 1.2 μSv/h )。

  国や市、東京電力に園庭の除染をお願いしたところ、国が決めたレベルに達していない、個人の家屋でなく営業所と同じ扱いとの事で、取りあってくれなかったそうです。また、移転するにも移転費も出ず、南相馬市からは、土地を更地で返すように求められおり、解体費用は自己負担と言われたそうです。

  谷地さんは NPO の代表で、形式上は会社経営者と同じ扱いです。そのため休業補償や失業保険はまったく出ず、現在は、去年 10 月に借りた宮城県名取市にある 「 S・空間 ( エス・スペース ) 」 で約 20 人の発達障害児童の支援をしています。

  義援金や未来を築く子育てプロジェクトからの助成金で、何とかやりくりをしてきたそうですが、そのお金もほとんど底をつき、現在では、MM サポートセンター時代からの機材のリース料など、借金だけが残り、今後、いつまで発達障害の支援が続けられるか分からない状態だそうです。

   「 S・空間 ( エス・スペース ) 」 へのお問い合わせ・ご支援
      電話 :  022 - 398 - 3937
    E メール :  space @  s-education.jp
    ホームページ :  http://s-education.jp/

第 36 回放送  :  2011 年 12 月 13 日 22 時 〜   BS11 「 INsideOUT 」内

動き出す 『 原発 』 都民投票 ・ 『 原発 』 大阪市民投票

報告 : 今井 一  ( みんなで決めよう「 原発 」国民投票 事務局長 )


  「 原発 」をどうするのか。この極めて重大な案件は、行政府や立法府が勝手に決めることではなく、主権者である私たち一人ひとりの国民が決定権を握るべきではないでしょうか。すでに任意のグループが「 ネット投票 」を行なっていますが、そういうものではなく、国会が認めた公式の「 原発 」国民投票を実現することは決して夢物語ではありません。多数の主権者が望み、求めれば、実施されるのは当然の道理です。それを果たすため、私たちは市民グループ《 みんなで決めよう「 原発 」国民投票 》を結成しました。

   このグループは、「 脱原発 」あるいは「 原発推進 」を呼び掛けるグループではありません。主権者が、原発の将来をどうするのかについて、直接の決定権を握るための国民投票を実現させることを目的として活動するグループです。メンバー個々人が「 原発 」についてどういった考えを持つか、どんな発言をするかは自由ですが、会として、「 脱原発 」あるいは「 原発推進 」を外に向けて呼び掛けることはしません。

   これは、市民の知恵と情熱で歴史的な住民投票を実現させた、新潟の「 巻原発・住民投票を実行する会 」や徳島の「 第十堰住民投票の会 」の活動スタイルに倣ったものです。

   私たちはこれまで立法府や各政党に対して「 原発 」国民投票法の市民案を提出しました。公開討論会やシンポジウム、セミナーを企画し、また志を同じくする議員連盟とも協力し、「 原発 」国民投票の実現を目指します。さらに多くの国民の声を示すため、「 原発 」国民投票の実現を求める任意の署名活動を行なっています ( ネットからも署名できます : http://kokumintohyo.com/apply_form )。

   今回、私たちはこの運動の一環として、東京都、大阪市で原発の是非を問う住民投票条例制定を求める直接請求運動を起こすことにしました ( 私たちはこれを東京「 原発 」都民投票 / 大阪「 原発 」市民投票と呼んでいます )。

   私たちが「 原発 」国民投票の実現運動の一環として東京「 原発 」都民投票 / 大阪「 原発 」市民投票の運動を始めた理由は、以下の 4 つです。

   [ 1 ]  関西電力あるいは東京電力に対し、私たちは、主権者、ユーザー、大株主 ( 例えば大阪市は関電株を 8.9 %保有する筆頭株主 ) として、各社管内の原発設置・稼働に関して、これに関与する責任と権利があります。

   [ 2 ]  設置・稼働という重大な案件を、首長ひとりや議員に委ねることは誤り。これは、主権者 1 人ひとりがよく考えた上で決めるべきことです。
 そして、それを求める活動は「 原発 」国民投票の実現を求める私たちの会の考え、運動とまったく同じです。主権者であり消費者である私たち一人ひとりが「 原発 」の是非を決めて責任を取るべしという主張と運動は、【 みんなで決めよう「 原発 」国民投票 】の活動の本質そのものです。

   [ 3 ]  この請求を行なう意味、狙いは、次のとおりです。

・原発は ( 立地先だけの問題ではなく ) 消費地の問題であるということを多くの国民に理解してもらう
・直接請求運動を通して会の存在、活動を広く知ってもらう
・会の発足以来続けている「 原発 」国民投票の実施を求める署名収集は活動の一つの手段であって、私たちが討論クラブやただの署名収集グループではなく、実際にありとあらゆる合法的な手段を使って、主権者が、消費地の人間が、自身で決定して責任を取ることを実現させようとしているグループだということを、賛同人のみなさんに理解してもらう

   [ 4 ]  条例が制定され、実施されれば申し分ないですが、もし条例制定を拒まれても、「 原発 」の将来は、刈羽村や上関町といった一握りの小さな自治体に住む人たちだけで決めるのではなく、東京や大阪などに暮らす、夥しい数の消費地の人々が「 原発 」の是非を決めて責任を取るべしという考えは、これまでの常識の大転換です。この正当な主張を、運動を報じるメディアやネットユーザーを通して全国の人々に広めることができます。

   東京「 原発 」都民投票 / 大阪「 原発 」市民投票を実現するには、まず各自治体の有権者の 1/50 以上の署名を添えて都知事 / 市長に都民投票 / 市民投票条例の制定を請求します。
  必要な署名数は東京都では約 22 万筆以上、大阪市では約 4 万 2000 筆以上です。
  この請求を受けて都知事 / 市長は条例案に意見書をつけて議会に提案します。そして条例案が議会で審議され、可決されれば住民投票が行われます。

  是非、私たちの活動をご支援ください。

  そして当面の、東京「原発」都民投票/大阪「原発」市民投票実現のための直接請求署名にどうぞ御協力ください。

  署名は街頭でしていただけます。

  署名できる場所は、

  【東京】
  http://kokumintohyo.com/branch/

  【大阪】
  http://kokumintohyo.com/osaka/

  でお知らせしています。

  また例えばご家族やご友人のお 1 人でも署名を集めることができるという方は、ぜひ「 受任者 」に登録してください。「 受任者 」とは署名を集めることができる人のことです。この署名活動は地方自治法で決められた厳格なルールで行うもので、署名は「受任者」でなくては集めることができません。
  東京都 / 大阪市の有権者であれば誰でも「 受任者 」になることができますので、ぜひご登録下さい。   また東京都 / 大阪市の有権者以外の方も、署名を集めること以外は何でも協力していただけます。ぜひ「 サポーター 」としてご登録ください。

http://kokumintohyo.com/branch/受任者・サポーター登録

番組ナビゲーター プロフィール

第 35 回放送  :  2011 年 12 月 6 日 22 時 〜   BS11 「 INsideOUT 」内

石巻から世界へ 世界から石巻へ

取材 : 米良 彰子  ( 特定非営利活動法人 オックスファム・ジャパン )


   震災から 7 ヶ月となった 10 月 11 日、宮城県石巻市の中央商店街のホシノボックスピア及びかめ七呉服店にて「 石巻国際まつり 」が開催されました。この国際まつりには、災害や貧困に苦しむ途上国で、地域の復興や再生に現場で取り組んできたリーダーたちが終結しました。

   南アジア・スリランカで 2004 年のインド洋大津波に被災し、地域のリーダーとして復興に活動してきた、バサンタカラさん。南アフリカ共和国の旧黒人居住区でエイズに取り組む自助グループを結成し、コミュニティづくりを行ってきた、ローズ・タマエさん。そしてイラク南部のバスラで戦争被害に苦しむ子どもたちを支えてきたムハンマド・イブラーヒームさんの 3 名。

   途上国の現場で災害復興、貧困克服に頑張ってきた自分達の経験を生かして、日本の復興支援に貢献したい、という 3 名の思いは伝わったのでしょうか?

番組ナビゲーター プロフィール

第 33 回放送  :  2011 年 11 月 22 日 22 時 〜   BS11 「 INsideOUT 」内

自立生活をする障がい者の震災報告

報告 : 小野 和佳  ( いわき自立生活センター )


   制作・撮影 : 渡辺裕一
   企画・コーディネーター : 照木篤子
   ナレーター : 照木篤子

  自立生活セミナー シリーズ 震災と障害者 講演会 「 フクシマからの報告 」

  講演冒頭の小野さんのことば ( 要約 )

 「 携帯電話から聞きなれない音が鳴り響きました。
   その音の理由を考え始めてから間もなく、目の前が大きく揺れ始めました。

   無意識のうちに車いすから降りて、デスク下に体を小さくして入っていました。
   3 分以上続いた強い揺れがおさまりかけると、
   情報収集をするためのツールが、あまりにも不足していることに気づかされました。」

番組ナビゲーター プロフィール

第 32 回放送  :  2011 年 11 月 15 日 22 時 〜   BS11 「 INsideOUT 」内

東日本大震災 被災者の声 1 - 中澤松次郎さん

取材 : 早川 由美子  ( ドキュメンタリー映画監督 )


   収録日 : 2011 年 8 月 19 日
   取材・撮影 : 早川由美子
   編集 : ヨコヤマテツヤ

   東日本大震災から約 5 ヶ月経った 8 月 19 日、仙台市長町の仮設住宅を取材しました。

   偶然出会った 80 歳の元漁師・中澤松次郎さんは、仙台市荒浜の自宅を津波で失い、仮設住宅で暮しています。仮設住宅で暮せる期間は 2 年だけ。新しく家を建てるにも、莫大な費用がかかります。これからどうやって暮していくのか、不安な心境をお聞きしました。

  中澤松次郎さんのインタビュー完全版はこちらよりご覧いただけます。   http://www.youtube.com/watch?v=LCvnYVjRXQg

番組ナビゲーター プロフィール

第 31 回放送  :  2011 年 11 月 8 日 22 時 〜   BS11 「 INsideOUT 」内

石巻災害復興支援協議会

報告 : 木村 彩那


   武蔵大学では、3 月 11 日の震災を受け「 学生による被災地支援のための市民メディアプロジェクト 」を有志により立ち上げました。

   このプロジェクトでは定期的に月に一度、学生が被災地を実際に訪れ、災害ボランティア活動に参加し、また現地で被災者に必要な情報を伝えるため市民によって立ち上げられた臨時災害放送局、ミニコミ、復興に取り組む NPO / NGO 等をインタビュー取材し、そのメッセージを記事や映像にまとめて様々なメディアを通して多くの人に伝えて行くことで、長期的な被災地支援につながる活動をしています。

   震災から約 2 カ月が経過した 5 月 27 日、私たちは奇跡のボランティア組織とも呼ばれた「 石巻災害復興支援協議会 」の本部がある石巻専修大学を訪れました。インタビューに応じてくださったのは、その組織の代表である伊藤さんです。

   震災後、被災地には約 8 万人以上のボランティアが、全国各地から集まりました。しかし被災地ではボランティアを受け入れること自体が大きな負担となり、受け入れを拒否したり人数を限定したりしたりした自治体も少なくありません。そのような現場の中、石巻ではボランティア団体受け入れの母体となる「 石巻災害復興支援協議会 」をいち早く立ち上げ、訪れたボランティア団体同士で上手く連携の取れた活動ができるように、「 炊き出し 」「 心のケア 」「 チャイルド 」などといった 9 つの分科会を立ち上げ、毎日決まった時間に連絡会議を行うといった工夫をして運営しています。

   石巻災害復興支援協議会が行っている受け入れの仕組みや知恵を、私たち若者や多くの人が理解し学んでおくことは、今後震災やその他の災害に遭遇したとき必ず役に立つことでしょう。

   そして、このように私たち学生が主体となり、被災地の様子や既存のマスメディアだけでは伝えきれない被災者の方々のメッセージを、学生目線で伝えていくことで、より多くの同じ立場の学生、あるいは社会人に被災地の状況について、今よりもっと関心を持つきっかけとなってほしいと考えています。

   そして私たちは今後とも学生だからこそ出来る情報発信に取り組んでいきたいと考えています。

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